4/1に新入社員が入社して3週間経ちました。

みなさんの中には、OJTや教育配置などで
職場で一緒に仕事をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この時期、新入社員の課題として、
毎年、必ずと言っていいほど挙がる課題があります。

「新入社員が報告しない、報告が遅い」
「『どうなってる?』聞かれるまで報告してこない」

といった、いわゆる「報連相」に関する課題です。

「報連相しやすくするために、優しい伝え方をしているのに」
「報連相できた時には、ポジティブな声かけをしているのに」

・・・それでも、報連相してこない。

 

上司や先輩からしたら、
「『今何やっているの?』と言わせるなよ!」
と思う場面も多くあるのではないでしょうか。

なぜ、新入社員が「報連相」をしてこないのか?
新人が「報連相」をしない真の理由を考えてみたいと思います。

1.意思決定の重要性を理解していない

リーダー経験がある人なら
素早く、正しい報告をもらうことが
いかに重要なのかを実感したことがあるでしょう。

しかし、新入社員の中にはリーダー経験がない人もいて
全体をコントロールするという経験を積んでいない方も
少なくないと思われます。

「報連相」の重要性は新入社員研修では学んだけど
感情的に納得していないことも考えられます。

2.自分が「間違っていることをやっている」と指摘されるのが怖い

自分がやっている仕事を報告すると、必ず上司や先輩に何か言われますよね。
それがいやで、どんどん後ろ倒しになっていく。
そんなことも考えられます。

3.「報連相」が必要なら上司や先輩から聞かれると思っている

「報連相」とは、上司や先輩から聞かれる前にするのが鉄則です。

しかし、学生時代に「自分が何をやっているか、何をやろうとしているか?」を
リアルタイムで声に出して状況を周りに伝える、
といった場面がほとんどなかった方もいるでしょう。

新入社員研修で、「報連相」は自分から上司にするものと学んでも、
そういう習慣がなかった新入社員からしたら、
この新しい習慣を身に付けるのは、決して簡単なことではありません

 

このような新入社員を
「報連相」をこまめにできるようになるだけでなく、
主体的に仕事ができるように育てるには、
どうしたらよいでしょうか。

 

それは、
「仕事を始める前に、仕事のアウトライン(段取り)を共有する」
ということが非常に効果的です。

新入社員と先輩・上司がこれをやっておくと、
「どのタイミングで報告すればよいか」が共有できるだけでなく、
新入社員も先輩や上司も安心して仕事を進めることができ、
チームの生産性が上がります。

 

この「事前に段取りを共有する」方法
レジリエントリーダー(部下育成)研修
でお伝えしています。

今年度は、7月・8月・10月に各1回ずつ開催予定です。
開催日程が限られているので、早めの日程調整をお勧めします。

レジリエントリーダー研修(部下育成編)

※詳細・お申込み
https://jrea.site/kouza_team1_bukaikusei/

 

レジリエントな部下を育成したい方
レジリエントな部下を育成する上司のための研修を実施したい方

はぜひ、ご活用下さい。

(代表理事:山本千香子)