Vol.1では、ある調査(※文末参照)の結果から、
企業内キャリコンサルタント(CC)が
クライエント(CL)から受ける相談の中で、
特に多い内容Top3のうち、

1位 現在の仕事・職務の内容

を取り上げ、レジリエンスの視点が
どのように役立つかをお伝えしました。

※こちらからお読みいただけます。

https://jrea.site/20230804-2/

今回は、

2位 今後の生活設計、能力開発計画、キャリアプラン等

について考えていきたいと思います。

 

主体的に自分のキャリアを考えることが
求められるようになった昨今。

未来のことは誰にもわかりませんし、
不確実な要素は増える一方です。

それでも将来の仕事や生活を見通しながら、
どのように新しい能力を身に付けていくか、
青写真を作っていく必要があります。

人によっては、何か新しく身に付けるというよりも、
「アンラーン」や「学び直し」が
キーワードになるかもしれません。

例えば

「役職定年を迎えて、自分の元部下が上司になった。
お互いに仕事がやりにくいし、どうしてもやる気になれない。」

というCLが相談に来られたらCCとして、
どんなふうに関わりますか?

CCでない方は、
友人からそんな相談を受けたら、
どう関わるか?

ぜひ考えてみてください。

まずは相手の話をじっくり聴き(傾聴)、
信頼関係を築くのは前提です。

CLが意欲を取り戻し、
組織にも貢献できるようになるために、
どのような関わりが効果的でしょうか?

今回も「レジリエンスの視点」で考えてみましょう。

このようなCLには、
「レジリエンスを支える5つの力」のうちの1つ
「感情調節」を高める関わりが効果的です。

「感情調節」とは、
自分の気持ちに気づき、対応する力のこと。

「感情調節」を高めると
「こうに違いない!」
決めつけがちな自分のとらわれに気づき
視野を広げ、感情や行動を望ましい方へもっていくことができます。

感情調整を高めるための問いかけや関わりを通して、
CLを支援していきます。

このようにCCが「レジリエンスの視点」を持つと、
CLの抱える問題を見立てるパターンが増やせる上に、

レジリエンスを鍛えるトレーニングを応用して、
CLにどのように働きかけていくか、
見通しも立てやすくなります

CLをレジリエンスの視点で見立て、
どのような関わり(効果的な問いかけ)が、
CLのレジリエンスを高めるのか、

事例を通して実践的に学べる講座は、こちらです。

「レジリエンスキャリア支援エキスパート®養成講座」
https://jrea.site/resi_career_expert/

■レジリエンスキャリア支援エキスパート®とは?

CCがレジリエンスを高める専門性を持つことで、
CLがより良い問題解決を行い、
キャリアや人生の目標を達成するサポートを
提供することができる、新しい専門家です。
この資格は、JREAでのみ取得が可能です。

■まずはレジリエンスを基礎から体系的に学びたい方は、

「レジリエンス基礎講座」がお勧めです。
https://jrea.site/kouza_kiso/

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【※資料出所】

労働政策研究報告書 キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査No.200 2018 JILPT: The Japan Institute for Labour Policy and Training 労働政策研究・研修機構

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