過日、小中高の教員の方々を対象に、レジリエンス研修を実施しました。

レジリエンスは、物事に対処する技術(スキル)であり、
経験によって育てていける心の力です。

とはいえ、高校生までに培った力が、その先の人生を生きていく土台となります。

先生方がレジリエンスを理解し、日々の関わりや授業・学校行事を通じて
子どもたちのレジリエンスを高められるようになることが、重要だと感じます。

 

主な研修の内容は、

「レジリエンス」とはどんな心の力なのか?を理解し、
  児童・生徒の心の発達段階とともにその必要性を理解すること

・学校生活、学校行事、授業、普段の関わりを通じて
  児童・生徒のレジリエンスを高める方法を知ること

 

この2点を中心に研修を実施しました。

参加された先生からは、

・普段の学校生活、学級運営の中で
 レジリエンスの高める関わりや取組を
 していたことに気づいた

・子どもたちがこれからの人生を生きていくうえで
 レジリエンスは必須だと思った。
 学校行事と組み合わせて高めていきたい。

・レジリエンスは普段の生活のなかで高められる力だと思った。
 行事や教科やキャリア教育の中でも育めるのではないか。

 

といったお声を頂きました。

 

子どもたちのレジリエンスを高めることは、
レジリエントなクラス、レジリエントな学校をつくることに
繋がります。

国語、算数、とともに、レジリエンス教育が
当たり前になってもいい時代なのではないでしょうか。

また、子どもたちは(特に中学生、高校生になって)
親との会話量が少なくなっても
親や大人の行動はよく見ています。

子どもたちの一番近くにいる私たちが、
レジリエントであることも必要ですね。

(文:山本千香子)