強みを使おう!大作戦

今西 敦子 さん

JREA認定レジリエンストレーナー

MIRAIデザイン

授業の概要を教えてください

小学5年生に向けた45分授業を、1クラスずつ対面で実施しました。4クラスで約150名です。

翌月に林間学校で宿泊を伴う訓練を控える子供たちに対し、自分と友達の「強み」を見つけて具体的にどう使っていくか?を狙いに授業を構成しています。 冒頭に映像を取り入れて子供たちの関心をひき、中盤はワーク中心に飽きさせない工夫をしながら進めていきました。

レジリエンスをこの授業に取り入れたのは、どのような目的やねらいがありましたか

10年以上にわたって、5年生の宿泊訓練前に子どもたちのレジリエンスを高めるレジリエンス授業を実施、継続している学校です。
先生方の狙いとしては、宿泊訓練前に自分の良さを言葉にし、友達の良さも見つけ、それを宿泊訓練で活かしてほしいという想いがあります。

クラスや班の結束力を高めたいというご希望もあったため、友達の良さや強みを見つけ伝えあうという活動も取り入れ、個人とクラスのレジリエンスを高めていくことを目的にしました。

授業中の参加者のご様子はいかがでしたか

授業冒頭に映像を取り入れている事もあり、狙い通り子供たちの関心を集めることが出来ました。 自分や友達の強みを見つけるワークでは、すぐ書ける子と全く筆が進まない子でだいぶ差が出てしまっており、時間配分や書けない子へのフォローアップが今後の課題だと感じました。

今回の授業をきっかけに、「強み」に着目して実際に使う場面が増えること、また友達とお互いに強みを認め合って頼りあう関係性が出来ていくことを期待しています。

授業後には「楽しかった!」とわざわざ伝えに来てくれる子供たちが何人もいて、確かな手応えを感じました。

トレーナーとしてこの授業を行った感想をお聞かせください

初めての対面授業でした。
オンラインと違い反応がその場で分かるという利点がある一方、騒ぎ始めると収集がつかなくなってしまい戸惑う場面もありました。
今回4クラスを順番にまわりましたが、クラスによって特色・カラーがこんなにも違うのか、という驚きもありました。

今後は、担任の先生に適宜頼りながら、その場に応じた適切な対応を目指したいと思います。
また子供たちが騒いでいてもしっかりと声が届くように、声量を上げるトレーニングも考えています。