コミュニケーションスキルアップセミナー(職場定着&地元定着促進)
山田 英津子 さん
JREA認リーダー(部下育成)トレーナー
JREA認定レジリエントキャリア支援エキスパート
研修の概要を教えてください
主催自治体在勤の20代~30代を対象にした2時間の集合型コミュニケーション研修です。
後半1時間「心のモヤモヤに対処する」というカリキュラムにおいて、「今抱えている心のモヤモヤはレジリエンスで乗り越えられる」ということを7つの習慣の理解とケーススタディを通して、体験していただきました。
レジリエンスをこの研修に取り入れたのは、どのような目的やねらいがありましたか
クライアントのオーダーは、職場定着&地元定着の促進だったので、「それを阻害する心のモヤモヤはレジリエンスのスキルを使って乗り越えらえる」というレジリエンスの力の理解を通して定着促進につなげることを目的としました。
前半で「職場定着・地元定着」にまつわる心のモヤモヤを受講者同士で共有していただき、それを材料に、後半、レジリエンスのどの力を使うと、モヤモヤが晴れそうかをグループワークを通して考えていただくことで、明日からの実践につながる第1歩となるよう設計しました。
研修中の参加者のご様子はいかがでしたか
レジリエンス5つの力の説明は少しとっつきにくかったように見受けられましたが、ケーススタディも積極的に取り組む様子が見られ、受講後アンケートでは、「役立つ内容だった」が5点満点で4.7の評価をいただいたので、腹落ちされたと思います。(以下、アンケート抜粋)
・仕事で行き詰まったら、レジリエンスを思い出そうと思った。
・嫌な気持ちになっても、相手にも何か理由があると思うだけで気が楽になる。自身の考え方も変わった。
・まるで自分のことのような話だった。何か起きても、これからはこうすればよいということが分かってよかった。
・自分の気持ちを言語化するときもレジリエンスを使おうと思う。
トレーナーとしてこの研修を行った感想をお聞かせください
今回は、自分たちのモヤモヤを、レジリエンス5つの力、あるいはレジリエンス7つの習慣の何をどのように使って、捉えなおしをしていくか、というケーススタディにまで落とし込んだことがチャレンジでした。
ケーススタディのネタを研修冒頭、受講者から出してもらっていたので、ケーススタディを各自自分事で取り組めたと感じました。
他の研修でもこうした進め方でレジリエンスを取り入れてみようと思いました。
- 対象
- 企業・団体