2つの自信をゲットしよう!
今西 敦子 さん
JREA認定レジリエンストレーナー
MIRAIデザイン
研修の概要を教えてください
全学年約450名を対象にした50分授業を、オンライン配信で実施しました。
2学期からの学校生活を「自信」をもって過ごせるように、「自分への自信」と「物事への自信」の2つのテーマで届けました。
「自分ごと」として捉えて実生活で実践してもらうことを目的に、【強みチェンジシート】といったツールを使ったり、小さくてもとにかく「行動にうつす」ためのワークを取り入れたりといった工夫をしています。
レジリエンスをこの研修に取り入れたのは、どのような目的やねらいがありましたか
レジリエンス授業を年に2~3回継続的に実施している中学校です。学校目標(グランドデザイン)の中にしなやかな心(レジリエンス)の向上を掲げられており、その取り組みの一つとして実施しています。 テーマについては、その年や授業実施時期の子どもたちの課題に応じてこちらから提案しているので、毎年、授業を工夫し提案しています。
今年度は、2学期の初めということもあり、
1.自分自身と4月からの経験を肯定的に捉える
2.2学期の目標に向けて自信をもって行動するきっかけをつかむ
という2つの狙いに沿って授業を届けました。
研修中の参加者のご様子はいかがでしたか
「自分への自信」においては、【強みチェンジシート】を使って弱みを強みに捉えなおすワークを行いましたが、「自分では弱みと思っていたものが強みにもなるんだ」、という新たな発見をしてもらえたようです。
「物事への自信」については「とにかく小さくても行動する」ことを中心に伝えましたが、最後の行動宣言では「明日からこれをやってみる!」といった力強い声があがっていました。
トレーナーとしてこの研修を行った感想をお聞かせください
実は人生において、初めての登壇でした。 最初にこのお話を頂いた時には「自分に出来るか」「私でいいんだろうか」ととても葛藤しました。 でも、講師業にチャレンジしようと決断して活動し続けてきた自分を振り返り、「やるしかない」と思いました。
JREAで「レジリエンス」を学んでいたからこそ出来た挑戦でもあります。 当日はオンラインだった事もあり、生徒さん達の反応を直で感じることはできませんでしたが、「とにかくやり切った充実感」を感じることができました。
今回は「準備したことを出し切る」ことしか出来なかったので、今後の抱負として、学生の反応を見ながら臨機応変に柔軟な対応が出来るようになりたいと思っています。
- 対象
- 教育関連