試験本番に強くなる3つのステップ 折れない心を育む方法

定方 光子 さん

JREA認定レジリエンストレーナー
JREA認定レジリエントリーダー(部下育成)トレーナー

La vie きらり

研修の概要を教えてください

札幌の中学校で保護者主催「おやじの会」の学校公開授業1日講師として、3年生の1クラスを担当しました。

受験間近ということで、心配や不安を抱えている学生が多いと思い、「試験本番に力を出し切ってもらえる3つのステップ」を理解しワークをしていただきました。

公開授業だったので、クラスの後ろには熱心に耳を傾けている保護者様もいました。生徒の皆さんは笑いあり、集中力もあり、有意義な時間となったようです。

レジリエンスをこの研修に取り入れたのは、どのような目的やねらいがありましたか

保護者主催の1日講師だったので、テーマは自由でした。私自身中学校2年生の息子がおります。3年生の時期になってくると、高校への内申書の判定などほぼ固まってきて、本当に希望校に入れるか心配だったり、すでに面接試験を間近に控えている生徒もいたりストレスを感じているようです。自分の実力を最後まで諦めずに出してもらいたいと思い、まだ始まっても終わっていない試験に、恐れを持たずに挑んで欲しいと思い授業をいたしました。

研修中の参加者のご様子はいかがでしたか

導入は鉄板ネタがあり、それを行うとかなり場が盛り上がります。大きなリアクションや笑いもあって、そこから「知っている」と「する」の違いを意識してもらい、授業の中で知っていることもあるだろうけれど、日頃できていないことを話すので、集中してワークに取り組んで欲しいことを確認して授業に入りました。導入はかなりうまくいったと思います。

レジリエンス協会のコンテンツを参考にさせて頂き、日頃の私の研修に使っていることなども合わせて、テンポよく3つのステップを個人ワークで行ってもらいました。最後に学生の皆さんには「姿勢」(体の姿勢と心の姿勢)の話をして実際に綺麗に姿勢を保つことで集中力がより高まる話でジャスト50分の授業を終えることができました。

感想をもらいましたが、「机の前にワークシートを貼って頑張る!」や「日曜の公開授業で嫌だったけど、今日来て本当によかった」などの声を頂きました。受験に向けて頑張って欲しいと思います。

トレーナーとしてこの研修を行った感想をお聞かせください

日頃、大学生や専門学校生を相手に授業をしていますが、中学生なので、理解できる表現に置き換えたり、彼らに刺さる言葉や説明をイメージしてかなり練習していきました。大学生とは全然違うリアクションで、より熱心なのが感動的でした。

今後は、冬休み中にセミナーとして地域のコワーキングスペースで開催する予定です。