何回ぐらいでイライラしますか?
JREA理事の法貴かおりです。
9月中旬になったというのに
真夏のような暑さが続きます。
バテ気味という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
暑さで疲れてくると
どうしても些細なことで
イライラしてしまうのは・・・
私だけではないと信じたいです(苦笑)。
ところで、
「何回同じことを言わせるんだ!」
という場面では、多くの方が
「イライラする」と感じると思います。
これをお読みのあなたは、何回ぐらいでイライラしますか?
以前、研修で伺った組織のトップの方にお尋ねしたら
「3~4回ぐらいかな」
という回答でした。
部下が同じミスをすると
「何度言ったらわかるんだ」
とつい言いたくなるもの。
この「何度言ったらわかる」に
答えがあるのをご存知でしょうか?
人は一度に多くの情報を処理できない
答えは、500回。
え?500回!
と思いませんか?
これは、
著書「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
で知られる坪田信貴氏が、
実際に生徒を指導する中で得た回数だそうです(※)。
坪田先生によれば、
人は一度に多くの情報を処理するのが難しい。
だから、同じことを何度も繰り返し伝えることで、
少しずつ理解が深まっていくというのです。
当たり前と言えば、当たり前ですが、
「とはいえ、大変だな」と感じる方に朗報です。
レジリエンスを高めるチャンス!
指導する側には負担になりそうな「繰り返し伝える」。
実はレジリエンスを高める一歩にもなるのです。
何度も伝え、理解してもらうプロセスで、
●自分の気持ちを切り替える(感情調節)
●伝え方を色々試してみる(楽観性)
●諦めずに粘り強く関わる(自己効力感)
を高めていくことが期待できます。
そうやって関わるうちに、
相手が少しずつ成長していくのを実感できれば、
喜びもひとしおではないでしょうか。
これから
「何度言わせるんだ!」
とイライラしたときは、
「まだ500回は言っていないな」
「私のレジリエンスを高めるチャンスだ」
と心の中で呟いてみてください。
ユーモアも活用しながら
残暑を乗り切っていきましょう!
【参考】
※「おまえ何回言えばわかるんだ」「500回」厳しく叱っても部下は育たない
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/072200113/
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