「あなたの強みは何ですか?」

と聞かれて、すぐに答えられますか?

 

「強み」を「長所」と

言い換えても構いません。

 

1分で何個ぐらい書けるか

ぜひ一度、試してみてください。

 

研修で時々こんなワークをやりますが

せいぜい書けても1~3つぐらい

多い方でも5つ程度

ということがほとんどです。

 

謙虚が美徳とされる日本の文化を

反映している結果なのでしょうか?

 

それにしても少し残念な気がします。

 

 

「自分の強みが何なのか?」

 

改めて考える機会は

就職や転職の時などに

限られるのかもしれませんね。

 

 

実は自分の強みを把握しておくと

レジリエンスを支える5つの力の1つ

「自尊心」の強化に繋がります。

 

だからたとえ就職や転職の予定がなくても

把握しておいていただきたいと思います。

 

 

自分の強みを把握すると

・幸福度が向上し

・抑うつの傾向が減少する

という研究結果があります。

 

しかし把握しているだけだと

その効果が1か月程度しか続きません。

 

強みを把握するだけでなく

活用するとその効果は

6か月に渡る長期に及ぶそうです。

 

既に自分の強みを把握している方は

活用することをぜひ考えてみてください。

 

 

「そうは言っても自分の強みなんて

簡単に見つからない!」

 

そんな方には、ぜひ身近で親しい人に

思い切って聞いてみることを

お勧めします。

 

 

ここでのポイントは

「あなたの強みは○○だと思うよ」

と言われたことを素直に受け取ること。

 

「そんなの大したことじゃない!」

「いえいえ、私なんて・・・」

と否定しないことです。

 

自分の強みは、案外自分ではわからないもの。

 

自分では

「こんなのできて当たり前!」

と思っていることが

実は強みなのかもしれません。